【腎臓病の食事を楽しむコツ】いつもよりちょっと良いお肉でご飯がすすむ
皆さんは腎臓病になって減塩やたんぱく質制限が必要になり、今までのように好きなものが食べられなくなったという経験はないでしょうか?
私はそんなときはいつもよりちょっと良いお肉やお刺身を買ってプチ贅沢することで、腎臓病の食事療法を楽しみながら続けています。
今回はそんな「腎臓病の食事を楽しむコツ」を紹介します。
食事制限で我慢している経験はありませんか?
私は腎臓病になる前は外食などもよく利用していましたが、食事制限を指示されてからは外食は月1、2回ほどに控えるようにしています。
会社でも腎臓病であることを公表しているので、会社の飲み会や歓送迎会なども食事制限を理由に基本的にお断りしています。
外食を月1、2回にしている根拠は「CKDの最新食事療法のなぜに答える【実践編】を読みました」の中で説明していますが、月1〜2回程度、たんぱく質摂取量が指示量を上回っても、自覚症状の出現や、病態の悪化につながることはないそうです。
それでもたまには少し贅沢がしたいというときに、私が実践している「腎臓病の食事療法を楽しむコツ」をご紹介します。
私が実践している腎臓病の食事を楽しむコツ
腎臓病の食事制限で食べたいものを我慢しているとストレスが溜まりますよね。
私がそんなときに腎臓病の食事制限を楽しむためにしていることは、「スーパーのタイムセールで少し安くなった、いつも食べているものよりちょっと良いお肉やお刺身を買うこと」です。
例えば、上記の写真はスーパーのタイムセールで安くなっていた和牛のザブトンです。
おいしいお肉なら少ない量でも満足できますし、普通に外食するよりは値段も安くなります。
ちなみにザブトンは100g中50g、つまり約半分は脂の計算になるそうなので、必然的にたんぱく質は減り、カロリーはその分高くなります。
食品成分表にはザブトンの栄養成分は載っていなかったのですが、参考までに「和牛方ロースの脂身つき」の栄養成分を食品成分表で調べてみると、100gあたり411kcal、たんぱく質は13.8gでした。
おいしいお肉が食べられて、普段食べているお肉よりも高カロリー、低たんぱくときたら少し得した気分になりますよね。
お刺身の場合は赤身よりも中とろ、中トロよりも大トロの方が脂身の割合は多くなります。
腎臓病の食事療法は、食べる量に制限がありますが、食べるものには制限はありません。
エネルギー、たんぱく質、食塩相当量、カリウム、リンの指示量の範囲内であれば基本的に何を食べても問題ないのです。
たくさん食べられない分、たまには普段よりもちょっと良いお肉やお刺身を食べるなど「量より質」を意識すれば、腎臓病の食事も楽しくなります。
腎臓病の食事制限を楽しむことが長続きの秘訣
今回は私が実践している「腎臓病の食事を楽しむコツ」をご紹介しました。
ちなみに今回紹介したような「腎臓病の食事を楽しむコツ」については、以前に「「腎不全がわかる本 第三版」を読みました」の記事で紹介した出浦照國先生の「腎不全がわかる本」の中でもたくさん紹介されています。
私も出浦照國先生の本を読んで食事療法に対する考え方にとても影響を受けました。
食事制限に対してストレスを感じている人はぜひ一度読んでみてください。
腎臓病の方は多くの場合、食事制限とは長い付き合いになると思いますので、少しでも楽しみながら食事制限と付き合っていきたいですね。
この記事が少しでも皆さんの食事療法の参考になれば嬉しいです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません