もっとおいしい腎臓病食

腎臓病患者が腎臓病の食事療法をおいしく続けるコツ、低たんぱく特殊食品や減塩食品のレビューなどを発信しています。

腎臓病患者の外食はどうすればいいの?食事制限中に気をつけたいこと

腎臓病患者の外食はどうすればいいの?食事制限中に気をつけたいこと

腎臓病で塩分やたんぱく質制限が必要になってしまったら、外食ではもう食べられないのでしょうか?

そうは言っても「会社にお弁当を持って行けない」「付き合いで外食を避けられない」という方もいますよね。

今回は塩分5g、たんぱく質40g、エネルギー2400kcalの腎臓病の食事制限をしている私が外食で気を付けていることを紹介します。


そういう私も以前は会社のお昼はコンビニや外食ランチばかりだったのでとても困っていました。この記事が同じような境遇の方の参考になれば幸いです。

腎臓病患者が外食で気を付けたいこと

栄養成分をネットで公開しているお店を選ぶ

最近はチェーン店を中心に、ネットでメニューの栄養成分を公開しているお店も増えてきています。

料理の栄養成分が分からないと知らないうちに塩分やたんぱく質を摂りすぎてしまうため、可能であればこういったお店で外食するのが安心です。

栄養成分が公開されていれば、多少栄養価がオーバーしていても漬物やお味噌汁を食べなかったり、おかずを少し残せば食べられる場合もあります。

栄養成分を公開している外食チェーン一覧

栄養成分をネットや店頭で公開している外食チェーンの一覧を表にまとめました。

ぜひ外食をする際のお店選びの参考にしてみてください。


こちらに記載しているお店は最低限「エネルギー」と「食塩相当量」の2つを公開しているお店のみ抜粋して紹介しています。

店名をクリックすると栄養成分のページに直接飛ぶことができます。

丼もの

店名 栄養成分表示 備考
吉野家 エネルギー、たんぱく質、食塩相当量
すき家 エネルギー、たんぱく質、ナトリウム、糖質、食物繊維 ナトリウム表記
松屋 エネルギー、たんぱく質、食塩相当量 メニュー内に記載
なか卯 エネルギー、たんぱく質、ナトリウム ナトリウム表記

ファーストフード

店名 栄養成分表示 備考
マクドナルド エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンC、コレステロール、食物繊維、食塩相当量、重量
モスバーガー エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、コレステロール、食物繊維、食塩相当量、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、重量 メニューの組み合わせでの栄養計算も可能
バーガーキング エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、重量
ロッテリア エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
ケンタッキー エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、灰分、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンC、食物繊維、食塩相当量、重量
ファーストキッチン エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、糖質、食物繊維、食塩相当量

カレー

店名 栄養成分表示 備考
カレーハウスCoCo壱番屋 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

定食

店名 栄養成分表示 備考
やよい軒 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、カリウム、リン
大戸屋 エネルギー、食塩相当量
ねぎし エネルギー、たんぱく質、脂質、食塩相当量
日高屋 エネルギー、食塩相当量
ザめしや エネルギー、食塩相当量 メニュー内に記載

居酒屋

店名 栄養成分表示 備考
鳥貴族 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

カフェ

店名 栄養成分表示 備考
スターバックス エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
エクセルシオールカフェ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
タリーズ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
ドトール エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
ミスタードーナツ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
ベーカリーレストランサンマルク エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
サンマルクカフェ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

そば、うどん

店名 栄養成分表示 備考
はなまるうどん エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
家族亭 エネルギー、食塩相当量
得得 エネルギー、食塩相当量

ファミレス

店名 栄養成分表示 備考
ロイヤルホスト エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
サイゼリヤ エネルギー、食塩相当量 メニュー内に記載
ジョイフル エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
ココス エネルギー、脂質、食塩相当量 メニュー内に記載
デニーズ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、食物繊維、糖質
びっくりドンキー エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム、食塩相当量
バーミヤン エネルギー、食塩相当量 店内メニューにのみ表記
ガスト エネルギー、食塩相当量 店内メニューにのみ表記
ジョナサン エネルギー、食塩相当量 店内メニューにのみ表記
夢庵 エネルギー、食塩相当量 店内メニューにのみ表記

とんかつ、ステーキ

店名 栄養成分表示 備考
松乃家 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量 メニュー内に記載
いきなりステーキ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
カウボーイ家族 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

パスタ

店名 栄養成分表示 備考
鎌倉パスタ エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
ポポラマーマ エネルギー、食塩相当量 メニュー内に記載

ラーメン

店名 栄養成分表示 備考
幸楽苑 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量 メニュー内に記載
くるまやラーメン エネルギー、食塩相当量 メニュー内に記載、スープを半分残した場合の栄養成分も表記
天下一品 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量 一部メニューのみ

寿司

店名 栄養成分表示 備考
かっぱ寿司 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
回転寿司三崎港 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
すし三崎港 エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量


栄養成分が分からない料理は外食ガイドで確認

大手チェーン店ではネットで栄養成分を公開している場合もありますが、まだまだ栄養成分を公開していないお店も多いです。

そのためお店が栄養成分を公開していない場合は、一般的な外食料理の栄養成分を紹介している書籍を参考にすると便利です。

私の場合はこちらの「毎日の食事のカロリーガイド」を普段活用しています。

毎日の食事のカロリーガイドの中には外食でよく食べる料理の栄養価(エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、カリウム、コレステロール、食物繊維、付加糖分)が記載されています。

毎日の食事のカロリーガイド(外食編)
毎日の食事のカロリーガイド(外食編)

お店によって味付けに差はあっても、この本で一般的な料理の栄養価は分かるため、これをもとに栄養計算の参考にすることができます。

また、外食以外にも家庭料理でよく食べるおかずなどの単品メニューも豊富に載っているため、外食でこういったおかずを食べる際の参考になります。

毎日の食事のカロリーガイド(おかず編)
毎日の食事のカロリーガイド(おかず編)

毎日の食事のカロリーガイドには900品の栄養成分が記載されています。

基本的な料理は網羅されているように思いますので、外食する前に事前にこの本で予習しておいて、これを参考に外食メニューを選ぶと良いかも知れません。

お店によっては減塩調理をしてもらえることも

どうしても外食をしなくてはいけない場合、お店によっては減塩調理に対応してもらえる可能性があります。


私の場合は今までに「餃子の王将」や「マクドナルド」で外食する際に減塩調理で対応して貰ったことがあります。


参考までに私が以前マクドナルドで塩抜きポテトを注文した際の注文方法や食べた感想を以下の記事で紹介しています。

>> マクドナルドで塩抜きポテトを注文した感想【無塩】

餃子の王将でも注文時に「減塩でお願いします」と付け加えることで特別に薄味で調理してもらうことができました。

また、お店によってはパックの低たんぱくごはんを持参することで、普通のご飯の代わりにパックごはんをレンジで温めて提供してくれるところもあるようです。

すべてのお店でこういった対応をしてもらえる訳ではありませんが、外食の機会が多い方はぜひこういった対応が可能な馴染みのお店を見つけてみてください。

月1程度の外食なら制限を気にしないのもあり

ここまで腎臓病患者の私が普段外食で気を付けていることなどを紹介しましたが、私の場合は月1〜2回程度であれば管理栄養士から外食を許可されています。

実際に私が以前読んだ腎臓病の食事療法についての本の中には「普段食事療法が遵守されていれば、月に1〜2回程度、指示栄養量を上回る食事を摂取しても腎機能に影響を及ぼさない」といった報告があるそうです。

>> CKDの最新食事療法のなぜに答える【実践編】を読みました

腎臓病の食事制限はほとんどの場合、一生続けなければいけないケースが多いと思います。

私のように食べることが趣味だった人が食事制限によって生きる楽しみが一つ減ってしまったと感じる人も少なくないと思います。

食事制限を徹底してQOLが著しく低下するよりは、月1〜2回の外食を楽しみに毎日の食事制限を頑張るという続け方もあるのではないでしょうか。

このように食事制限の中でも楽しみを見つけながら楽しく、おいしく、食事療法を続けていきたいですね。


食事療法の方針については個人差があると思いますので、どの程度の外食なら問題ないかは主治医や管理栄養士に相談してみてください。