もっとおいしい腎臓病食

腎臓病患者が腎臓病の食事療法をおいしく続けるコツ、低たんぱく特殊食品や減塩食品のレビューなどを発信しています。

腎臓病の食事療法は栄養計算が重要!食事記録のやり方を紹介

腎臓病の食事療法は栄養計算が重要!食事記録のやり方を紹介

この記事では、食材の計量・計算が必要な理由と、著者が普段行っている腎臓病の栄養計算と食事記録のやり方をご紹介します。

「計量・計算」「食事記録」が必要な理由

計量しなければたんぱく質の量を把握するのが難しい

減塩は、減塩調味料に変えたり、スープを全部飲まない、お醤油を少しだけ付けるなどのテクニックで簡単に減塩出来ますし、 ほとんどの調味料の成分表には食塩相当量が記載されていますので、気をつけていれば塩分を多く摂りすぎるということは少ないと思います。

しかし、たんぱく質の量は、肉や魚のパッケージには記載されていませんし、管理栄養士から食品サンプルの模型で指導を受けただけでは、 実際にこのお肉にどれくらいのたんぱく質が含まれているのかを把握することは出来ません。

さらに、肉や魚以外にも、卵、乳製品、大豆、野菜、イモ類などにもたんぱく質が含まれていることをご存知でしょうか。 たんぱく質制限をしていれば、これらに含まれているたんぱく質も決して無視できません。

著者も最初は食材の計量をしていませんでしたが、今考えると当時は1日でたんぱく質80g以上は軽く超えていたと思います。 せっかく低たんぱく米などを食べて食事制限を頑張っているのに、実際にはたんぱく質制限出来ていなくて腎機能が悪化してしまっては元も子もありません。

しっかり計算すればどんな物でも食べられる

著者は栄養計算をする前は、カップ麺やスナック菓子、デザートなどは食事制限のために食べることを控えていました。 計算をしていないので、今日自分がどれだけ食塩やたんぱく質を摂ったのかを把握出来ていません。そのため本当はまだ食べられたとしても必要以上に我慢してしまいます。

著者は栄養計算を始めてからは、夜ご飯まで食べ終わったあとで1日の摂取量を計算し、まだ食塩やたんぱく質に余裕があるときは、残りのたんぱく質の量だったらポテチを一袋食べてしまっても大丈夫そう!と目を輝かせていたりします(笑)

このように栄養計算をすると今まで必要以上に我慢していた物も、残りの食塩、たんぱく質の範囲で罪悪感なく自由に食べることが出来るようになります。 著者的にはこれが栄養計算の一番のメリットでした。

著者流の食事記録のやり方

著者が実際にやっている食事記録のやり方をご紹介します。

食材のグラムをはかる

料理に使う食材はすべてデジタルスケールでグラム単位で測っています。
写真は大根を測ったときのものですが、大根は皮を剥き、実際に食べる量を記録していきます。 測ったあとは裏紙などに雑にメモしておき、あとでノートに清書します。

食材の測り方
食材の測り方

料理ごとの栄養価を計算する

食材のグラムを測ったあとはノートに食材とグラムを清書し、食品成分表で食材ごとのエネルギー、たんぱく質、食塩を調べながら書いていきます。

食品成分表は本を購入して毎回辞書のように引いている人もいると思いますが、著者は文科省が公開している食品成分データベースというサイトで、食材名を検索しています。 重量を入力すると、指定したグラムの栄養価を自動で計算してくれるので自分で食品成分表を引いたり、電卓で計算する必要がないので重宝しています。

>> 外部サイトへ移動(食品成分データベース)

ただし、一度使ってみると分かりますが、「ねぎ」で検索しただけでも、「根深ねぎ」「葉ねぎ」「こねぎ」など沢山種類が出てきます。これはねぎの種類や部位によっても栄養価が変わるためです。

慣れてしまえば普段使う食材の正式名称は分かるようになってきますが、分からない場合はネットで調べたり、食品成分表の書籍を見ると詳しく書いてあるので、初めのうちはこれらを活用していくと良いと思います。

最終的には以下のように料理ごとの栄養価を計算して出します。以下の「なすとオクラのみそ炒め」は4人分の材料で作ったため、4で割ったのが1人前の栄養価になります。

料理ごとの栄養価を計算する

一度計算してしまえば、次からは同じ分量で作れば栄養計算は省略することができます。

1日の栄養価を計算する

次は1日の栄養価を計算していきます。上記の料理ノートで栄養計算をしたものはそのまま1食分の栄養価を記載すればOKです。 それ以外のものは都度食品成分データベースで調べたり、パッケージ裏の栄養成分表示を確認しながら、栄養価を記載していきます。

著者は夕食まで食べ終わった後に、1日の栄養価を計算し、栄養価が足りていなければ、プラスで食べたりして帳尻合わせをしていきます。

ある日の著者の食事記録
ある日の著者の食事記録

上記の写真はある日の食事記録ですが、食事制限が守れていた場合は、赤、オーバーした場合は青のマーカーを引いています。 こうすることで後から見直したときに1日の栄養価をすぐに確認しやすいのでオススメです。

自己流の食事記録のやり方を見つけよう!

この記事では、著者が毎日記録している食事記録のやり方をご紹介しました。

著者も初めのうちは食事記録に2時間くらい掛かってしまってとても大変でしたが、最近は20〜30分くらいで計算できるようになってきました。 それでも新しいレシピばかりの日ははやり今でも時間が掛かってしまいます。

食事記録はとても大変ですが、著者は食事記録を初めてから、40近くあった尿素窒素の値が最近は20以下になることも多くなりました。 食事制限をしているけど結果が付いてこないという方は、一度、栄養計算をしてみて、自分が普段どのくらい指示量を守れているか、確認してみてはいかがでしょうか。

食事記録は人によっては、朝昼で一旦締めて、残りの栄養価で夕食を考えるやり方など、人によってやり方も様々なようです。 今回ご紹介したものはあくまで著者のやり方ですので、もっと良い方法があればぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。