2020年6月外来受診【潰瘍性大腸炎再燃】
先日は6月の腎臓内科の外来受診日でした。検査結果や管理栄養士からの食事指導で勉強になったことなどを共有します。
2020年6月の検査結果
今月はクレアチニンが「2.17」、eGFRが「31」と先月とほぼ変わりませんでした。
今回はコロナウイルスの影響で2ヶ月ぶりの腎臓内科でしたが、腎機能は現状維持のままで安心しました。
今月の管理栄養士による栄養指導(2020年4月)
今月も病院で管理栄養士からの栄養指導があり、24時間蓄尿による食塩やたんぱく質摂取量の測定結果と、自分でした栄養計算を照らし合わせて答え合わせをしました。
答え合わせの結果は以下の通りです。
たんぱく質摂取量 | 食塩摂取量 | |
---|---|---|
自分でした栄養計算 | 33.6 | 2.9 |
24時間蓄尿による測定 | 34.07 | 4.12 |
食塩摂取量は自分でした栄養計算よりも1gほど多く出ましたが、たんぱく質摂取量はほぼ計算通りでした。
とはいえ、これくらいの誤差はよくあることで、指示量のたんぱく質40g、食塩相当量5gの範囲内には収まっていたため問題はありませんでした。
腎臓病患者は筋トレをしても大丈夫?
最近は新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が続いているため、外出の機会も減り、以前よりも体重が少し増えてしまいました。
そこで今回は腎臓内科の主治医に「腎臓病患者が筋トレをしても大丈夫か」聞いてみました。
結論から言うと、いくつかの注意点を守れば筋トレをしても全く問題ないとのことでした。
詳しくは以下の記事で説明しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
以前は筋トレをするとクレアチニンが増えるんじゃないかと思っていた時期もありましたが、今回は主治医からお墨付きをいただいて安心しました。
潰瘍性大腸炎が4年ぶりに再燃
私は2016年に会社の健康診断でクレアチニンとCRPの高値を指摘されて、大きな総合病院で再検査を受けました。
そのときに腎臓病と潰瘍性大腸炎を発症していることが同時に判明し、どちらの病気もステロイドが有効だったのでそこからプレドニン50mgと潰瘍性大腸炎の治療薬としてペンタサも服用し、治療を開始しました。
幸いなことに、潰瘍性大腸炎にはステロイドがよく効いたので、プレドニン50mgを服用した翌日には1ヶ月以上続いていた下痢もすぐに収まり、そこからずっと寛解期が続いていました。
ところが、先月からまた下痢の症状が出ていたため、再度、消化器内科を受診したところ、潰瘍性大腸炎が再燃していることが分かりました。
今回の潰瘍性大腸炎は症状が比較的軽く、軽い下痢以外の症状もないため、ひとまずペンタサだけ服用して様子を見ることになりました。
ただし、潰瘍性大腸炎の治療薬のペンタサには副作用として、稀に腎機能障害があります。
ペンタサは本来であれば、潰瘍性大腸炎が寛解後も予防的にずっと飲み続けることが推奨されているお薬ですが、私の場合は薬剤性の尿細管間質性腎炎のため、ペンタサが原因である日突然、腎機能がさらに低下してしまう可能性もあります。
そこで、腎臓内科と消化器内科の主治医に相談し、潰瘍性大腸炎の再燃期の間はペンタサで治療を続けて、寛解期の間は潰瘍性大腸炎の薬は中止することにしました。
ペンタサ以外にも副作用にクレアチニン上昇や腎機能障害がある薬は意外と多いので、腎臓病患者の方が新しい薬を飲み始める際には必ず主治医に相談することをオススメします。
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