腎臓病患者は筋トレをしてもいいの?筋トレ方法や注意点も紹介
私はここ最近在宅勤務が続いているのですが、そこで一つ困ったことがあります。
そこで今回は腎臓内科の通院時に単刀直入にかかりつけ医に質問してみました。
「腎臓病患者は筋トレをしても大丈夫ですか?」
腎機能のステージや原疾患によっても状態は変わりますので、運動や筋トレを始める際には必ず主治医に相談しましょう。
腎臓病患者は筋トレをしてもいいの?
結論から言うと「腎臓病患者が筋トレをしても大丈夫」です。
私のように腎臓病で塩分制限だけでなく、たんぱく質制限をしている場合はカロリーや良質なたんぱく質を意識して取るようにしないと筋力が低下しやすくなります。
そのため積極的に散歩などの有酸素運動や、軽い筋トレをして体力や筋力が低下しないようにすることが重要です。
上月正博先生の「腎臓病は運動でよくなる!」によると、腎臓病患者の運動療法は生活習慣病やメタボ対策になるだけでなく、腎機能まで改善した例まであるそうです。
>> 上月正博先生の「腎臓病は運動でよくなる!」を読みました
・高血圧で最大血圧が180mmHg以上
・糖尿病で空腹時血糖値が250mg/dl以上
・透析をされている方
自分が運動や筋トレをしても問題ないかは必ず主治医に確認しましょう。
昔は腎臓病患者の運動はNGとされていたこともあるそうですが、最近では腎臓病患者の運動療法の効果が注目されてきています。
腎機能が改善する例もあるということであれば、食事療法だけではなく、ぜひ運動療法も積極的に取り入れたいですね。
腎臓病患者は筋トレをする際の注意点
ここまで腎臓病患者が有酸素運動や筋トレをしても良いということを紹介してきましたが、一つだけ注意点があります。
それは「激しい運動や筋トレはNG」ということ。
具体的には、筋肉痛になるほどの筋トレはしてはいけません。
筋トレを行うと、筋肉細胞が破壊されて筋肉痛になりますが、このときに破壊された筋肉細胞からミオグロビンという成分が大量に放出されます。
このミオグロビンには腎毒性があるため、これが原因で腎臓が悪くなってしまう人もいるそうなんです。
そのため、最初は腹筋やスクワットを1日10〜20回程度から始めていき、筋肉痛にならなければ無理のない範囲で少しずつ回数を増やしていくようにします。
逆に筋肉痛になってしまったら、回数が多すぎるので回数を減らして自分のペースを見つけていきましょう。
筋肉痛になるまでやらなくても、毎日継続すれば少しずつ筋肉は付いていくので腎臓に負担をかけることなく筋トレが続けられます。
たんぱく質制限をしていても筋肉は付くの?
ところで、私のようにたんぱく質制限をしている人でも筋トレをすれば筋肉は付くのでしょうか?
この疑問についても、気になったので腎臓内科の診察時に聞いてみました。
これについてもちゃんと研究が行われたそうで、たんぱく質制限をしていても指示量分のカロリーやたんぱく質をしっかり摂れていれば筋肉は付くそうです。
たんぱく質制限をしているので、摂取するたんぱく質が少ない分、主食を低たんぱく食品に変えるなどして、その分しっかりと良質なたんぱく質を多く摂っていきたいですね。
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