腎臓病患者がおすすめする食品成分表

今回は腎臓病で食事制限(減塩・低たんぱく)をしている私が普段から愛用している食品成分表を紹介します。

腎臓病で食事療法を始めようと思ったら普段食べている食事の栄養計算が必要不可欠です。

関連記事:腎臓病の食事療法は栄養計算が超重要!食事記録のやり方を紹介

栄養計算をするために参考にするのがこの食品成分表で、文科省が公表している「日本食品標準成分表」をもとに各メーカーから沢山の書籍が発売されています。

この記事では数ある食品成分表の書籍の中から、私が最もおすすめする書籍を一冊ご紹介します。

腎臓病患者がおすすめする食品成分表はこの一冊

こちらが私がおすすめする「食事管理のための日常食品成分表 第2版」です。

食事管理のための日常食品成分表 第2版

この本は「腎不全がわかる本」などを出版し、腎臓病の食事療法の世界的権威ともいわれた出浦照國先生が生前に監修された食品成分表で、現在は出浦照國先生のご遺志を引き継いだ先生方が第2版を出版しています。

関連記事:出浦照國先生の「腎不全がわかる本 第三版」を読みました

この食品成分表のポイント

  • 患者目線の食品成分表でわかりやすい
  • 日常でよく使う食品に絞って掲載されている
  • コンパクトで持ち運びしやすい

食品成分表は患者の食事管理以外にも様々な用途で利用されることを想定しているため、普段あまり食べないような食品まで記載されていたり、栄養成分もかなり細かく記載されていて、辞書のようなとても分厚い書籍になっています。

その点、「食事管理のための日常食品成分表」は患者の食事管理で利用されることを目的とした食品成分表なので、患者からするととても分かりやすく整理されています。

また、本のサイズも小さめなので気軽に持ち運ぶことが出来ます。

食事管理のための日常食品成分表を紹介

食事管理のための日常食品成分表 第2版の中で、患者目線で特に参考になると思った箇所をご紹介します。

一般的な食品名で記載されている

文科省の日本食品標準成分表には一般的な食品名ではなく学術名などで記載されていることも多く、患者にとってはどの食品に当てはまるのかひと目で分からないことがあります。

その点、この食品成分表には一般名で記載されているので、探してる食品がすぐに分かります。

一般的な食品名で記載されている
一般的な食品名で記載されている

日本食品標準成分表だと「<魚類>(まぐろ類)くろまぐろ 脂身 生」と記載されている食品も、この食品成分表では「まぐろ, ほんまぐろ, とろ, 生」と記載されているので、ひと目で分かります。

また、お刺身として食べられることが多い魚は備考欄に、刺身1切れあたりのグラム数まで記載されています。

みよし
みよし
一般的な食品成分表には100gあたりの栄養成分しか載っていませんが、この本にはよく使うグラム数あたりの栄養成分まで細かく載っています。

大さじ、小さじあたりのグラム数がわかる

料理で調味料などを計量する際に、計量スプーンを使う方は多いのではないでしょうか?

ところが、調味料の栄養成分表示には「100gあたりの栄養成分しか記載されていない」なんてことも少なくありませんよね。

みよし
みよし

100gあたりの栄養成分しか記載されていないと、結局自分で大さじ1あたりの栄養成分を計算するしかありません。

しかも、大さじ1あたりが何グラムなのかも分からないため、ネットで調べたり、自分で計量する必要があります。

ところが、この食品成分表にはほとんどの調味料の備考欄に大さじや小さじあたりのグラム数まで記載されているんです。

大さじ、小さじあたりのグラム数がわかる
大さじ、小さじあたりのグラム数がわかる
みよし
みよし

上の写真を見ると、タバスコなどはふとふりあたりのグラム数まで記載されているのに驚きました。

今までタバスコは何となく塩分が高いと思って避けていましたが、これを見るとほぼ塩分ゼロに近いんですね。

自由入力欄が充実している

食事管理のための日常食品成分表には、ラーメンやコロッケなど一般的な料理の栄養成分表示は記載されていません

それは一般的な料理の栄養成分を記載しても、実際の料理の栄養成分とはかなり誤差があるため、食事管理としてはほとんど参考にならないからです。

そのため、この本には自分で栄養計算した料理の栄養成分などを追記しておけるように、自由入力欄がとても充実しています。

自由入力欄が充実している
みよし
みよし
食品成分表にない食品の栄養成分や、自宅にある調味料の栄養成分などもメモしておけば、あとですぐに見返せます。

食品名の索引がある

食品成分表の末尾に食品名索引が付いているのもこの本のおすすめポイントです。

食品名の索引があります
食品名の索引があります

ほとんどの食品成分表には索引がないことが多いため、自力で該当のページを探す必要がありますが、この本には索引があるので探している食品が何ページにあるのかひと目で分かります

サイトやアプリで調べている方も1冊あると便利

食品成分表は書籍以外にも、文科省が公開している「食品成分データベース」というサイトでも調べることが出来ます。

>> 食品成分データベース(外部サイトへ移動)

私の場合は食品成分データベースやカロリーSlismなどのサイトもよく参考にしますが、今回紹介した食品成分表の書籍も一緒にあると、一般名で引けて分かりやすいので重宝しています。

ちなみに、もっとおいしい腎臓病食のインスタグラム(@motto.oishii)でアンケートを取ったところ、70%以上の人が食品成分表の書籍で栄養計算をしていました

腎臓病患者向け栄養計算方法のアンケート結果
腎臓病患者向け栄養計算方法のアンケート結果
みよし
みよし
サイトやアプリで栄養成分を調べている方も多いかなと思いましたが、実際にはほとんどの人が食品成分表を参考にしているのは意外でした。

最後に注意点として「食事管理のための日常食品成分表 第2版」は日本食品標準成分表の2015年版(七訂)に準拠しています。

そのため、2020年版(八訂)で追加された食品や、八訂でのエネルギーの計算方法の変更には対応していません。

みよし
みよし

食事管理のための日常食品成分表が八訂に対応するかは分かりませんが、食事管理目的で食品成分表を使う分には七訂でも全く問題はないと思います。

初心者の方は勿論、普段から栄養計算をしている人にとっても参考になることが多いので、ぜひ読んでみて欲しい一冊です。

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書評

Posted by みよし