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腎臓病患者が腎臓病の食事療法をおいしく続けるコツ、低たんぱく特殊食品や減塩食品のレビューなどを発信しています。

【低たんぱく米】たんぱく質調整米とでんぷん米はどちらが良いのか

たんぱく質調整米とでんぷん米の違い

現在、低たんぱく米として、たんぱく質調整米でんぷん米が販売されていますが、どちらが食べるのが良いのでしょうか。

この記事では、たんぱく質調整米とでんぷん米の違いと、どういった方がでんぷん米を食べた方が良いかを解説します。

たんぱく質調整米とでんぷん米の違い

「たんぱく質調整米」と「でんぷん米」はどちらも低たんぱく米として販売されていますが、どういった違いがあるのでしょうか。

  • でんぷん米はお米ではない
    一番の違いは「でんぷん米」はお米ではないということです。 でんぷん米は名前の通りでんぷんをお米状に成形したもので、味や炊き方も通常のお米とは全く異なります。
  • でんぷん米は調理上の工夫が必要
    でんぷん製品は栄養学的な面だけを重視してつくられた製品のため、調理上の特殊な工夫をしないとおいしく食べられません。 対して、たんぱく質調整米は、うるち米を原料として酵素や乳酸菌の働きにより、たんぱく質を削減したお米です。正しい方法で炊けば、味は通常のお米とほとんど変わりません。
  • 値段はでんぷん米の方が安い
    味はたんぱく質調整米には劣っていますが、値段はたんぱく質調整米よりも若干安いです。

詳しくは「おすすめの低たんぱく米とおいしい炊き方」の記事の中で紹介しているので、よろしければこちらもご覧ください。

でんぷん米を食べた方が良い人とは

値段は若干でんぷん米の方が安いのですが、そもそもでんぷん米はお米ではありませんし、著者も含め、多くの人はたんぱく質調整米を食べられていると思います。

それでは逆にでんぷん米を食べた方が良いのはどんなケースでしょうか。

  • 血糖値が気になる方(糖尿病性腎症)
    通常のお米やたんぱく質調整米は食べると血糖値が上がってしまいます。対して、でんぷん米のご飯であれば、食べても血糖値が上がりません。 そのため、糖尿病性腎症の方など、血糖値が気になる形はでんぷん米の方がオススメです。
  • 中性脂肪が気になる方(脂質異常症)
    慢性腎臓病の合併症として脂質異常症(高脂血症)がありますが、でんぷんには中性脂肪を下げる効果があります。 そのため、中性脂肪が気になる形にもオススメです。
  • 加工品が気になる方
    たんぱく質調整米はお米を特殊な方法で加工し、たんぱく質を削減したお米です。 対して、でんぷん米はでんぷんを成形しただけで天然由来のものですので、人工的に加工したお米という点が気にしてでんぷん米を食べる方もいるようです。

自分に合ったお米を見つけましょう

この記事では、たんぱく質調整米とでんぷん米の違いなどを紹介しました。

お米は日本人の主食です。なるべくおいしく自分に合ったお米を選びたいですよね。

特にこだわりの無い方は、たんぱく質調整米で問題ないと思いますが、今回の記事で紹介したケースに当てはまる方はかかりつけの病院の管理栄養士に相談し、でんぷん米も検討してみてはいかがでしょうか。