2020年11月外来受診【たんぱく質制限で筋肉は落ちるのか】

先日は11月の腎臓内科の外来受診日でした。検査結果や管理栄養士からの食事指導で勉強になったことなどを共有します。

みよし
みよし
同じように腎臓病の治療中、闘病中の方などに参考にしていただければ幸いです。

2020年11月の検査結果

2020年11月の検査結果
2020年11月の検査結果

今月はクレアチニンが「2.15」、eGFRが「31」と先月よりも少しクレアチニンが下がっていました

先月が2.22と少し高めでしたが、今月は少し下がっていたので一安心でした。

今月の管理栄養士による栄養指導(2020年11月)

今月も病院で管理栄養士からの栄養指導があり、24時間蓄尿による食塩やたんぱく質摂取量の測定結果と、自分でした栄養計算を照らし合わせて答え合わせをしました。

答え合わせの結果は以下の通りです。

たんぱく質摂取量食塩摂取量
自分でした栄養計算36.1g3.1g
24時間蓄尿による測定28.84g3.71g
みよし
みよし
私が通院している病院では基本的に毎回栄養指導があり、このような答え合わせを行っています。

今回は自分でした栄養計算の結果よりも、24時間蓄尿による測定結果の方がたんぱく質摂取量が大幅に低くなってしまいました

ちなみに、この日の夜ご飯の献立はとんかつでした。

みよし
みよし
とんかつのお肉の重量を測って栄養計算をしたのに、ここまでたんぱく質摂取量に差が出るのは何でだろう?

ずばり、管理栄養士さんに差が出てしまう理由を聞いてみました。

管理栄養士さんによると、私の通院先の病院ではユリンメートPという器具で24時間蓄尿をしているのですが、このユリンメートPが誤差の原因ではないかということでした。

ユリンメートP

ユリンメートPでは採尿のたびに1/50ずつ自動的に尿を溜めてくれるため簡単に24時間蓄尿が出来ますが、その分、1日の尿を全て容器に溜めて、よくかき混ぜた尿の一部を採取する方法に比べて時々誤差が出てしまう傾向にあるそうです。

とはいえ、それでも大体の塩分やたんぱく質摂取量は把握出来るので、24時間蓄尿による測定結果と、普段の栄養計算でちゃんと指示量を守れていれば特に問題ないとのことでした。

ちなみに外来で24時間蓄尿をやる意味や、24時間蓄尿の詳しい方法などは以下の記事で解説しています。

>> 腎臓病の食事療法に24時間蓄尿が必要なワケ

腎臓病のたんぱく質制限で筋肉は落ちるのか

私の病院では年に1回、運動および活動量の測定をして、たんぱく質制限によって筋肉量などが低下してないかを確認しています。

今月はちょうどその結果が出ていたので共有してもらいました。

運動および活動量の評価
みよし
みよし

私は1日40gのたんぱく質制限をしていますが、筋肉量は全く落ちていませんでした。

たんぱく質制限をすることで摂取カロリーが減ってしまったり、良質なたんぱく質が不足すると筋肉量が低下してしまうので、このような定期的な測定が重要だそうです。

昨年に比べると筋力やバランスはほとんど変わりませんでしたが、コロナ禍で在宅勤務が続いているので、活動量はかなり減ってしまいました

とはいえ、最大歩数と最小歩数は大幅に減っていますが、平均歩数で見ると2,000歩ほどしか差がないので、コロナ禍で外出が減っていることを考えるとこのくらいは問題ないとのことでした。

最近は再び感染が拡大してきているため、外に出るよりも、家の中で出来るスクワットやYouTubeにある筋トレやストレッチの動画を流しながら体を動かすのがオススメだそうです。

以前にこのブログでも紹介した「腎臓病は運動でよくなる!」の書籍の中でも、腎臓病患者の運動療法の効果が見直されていることが紹介されていましたが、私も家の中で出来る簡単な運動から続けていきたいと思います。

>> 上月正博先生の「腎臓病は運動でよくなる!」を読みました

※このページにはアフィリエイト広告が含まれています。