2023年5月外来受診【夏は脱水に要注意】

2023年5月外来受診【夏は脱水に要注意】

先日は5月の腎臓内科の診察日でした。腎臓内科での検査結果や管理栄養士からの食事指導で勉強になったことなどを共有します。

みよし
みよし
同じように腎臓病の治療中、闘病中の方などに参考にしていただければ幸いです。

2023年5月の検査結果

2023年5月の検査結果
2023年5月の検査結果

今月はクレアチニンが「1.70」、eGFRが「40」と前回とほとんど変わりませんでした

クレアチニンの推移(2019/07〜2023/5)
クレアチニンの推移(2019/07〜2023/5)

とはいえ、グラフで見ると少しずつですがクレアチニンが上昇傾向にあるので、次回は下がってくれると嬉しいなと思っています。

また、私はフェブリクという尿酸値を下げる薬を服用しているので、最近は尿酸値が基準よりも高くなることはほとんどなかったのですが、今月は基準よりも高めになってしまいました。

みよし
みよし
主治医によると脱水の症状として尿酸値が高くなることがあるそうです。最近は気温が高くなってきたので水分補給をこまめにして脱水には注意していきたいですね。

尿中β2MGと尿中NAGで何が分かるの?

私は腎臓病の中でも尿細管間質性腎炎という尿細管の障害が原因で腎機能が悪化してしまうという病気を持っています。

そのため、診察時には尿細管間質性腎炎のマーカーとしてクレアチニンなど以外に以下もチェックしています。

  • 尿中β2MG(β2-マイクログロブリン)
  • 尿中NAG(N-アセチルグルコサミニダーゼ)

尿中β2MGは健康な人では尿中へごくわずかしか排出されませんが、尿細管に障害があると尿中への排出が多くなります。

尿中NAGは尿細管が障害されるとNAGが逸脱するため、尿中NAGが高くなります。尿細管だけでなく糸球体の障害でも上昇するそうです。

みよし
みよし
どちらも同じく尿細管の障害の度合いとして見ることができるマーカーですが、私の中では尿中β2MGは一度上がると基本的に下ることはないため過去に壊れた量、尿中NAGは尿細管や糸球体が壊れたときのみ上昇するため現在壊れている量のように理解しています。

ここ数年は尿中β2MG、尿中NAGともに上昇することはなく安定していたのですが、今月の診察では尿中β2MG、尿中NAGがどちらも少し上昇していました

そのため、ここ数ヶ月の間で少しだけ尿細管の障害が進行したということは間違いないのですが、主治医によるとここ数ヶ月で少したんぱく質摂取量を増やしたことが原因ではなく、その他の何らかの要因で障害が進行したという見解だそうです。

みよし
みよし

私の場合は薬剤性の尿細管間質性腎炎なので、思い当たる節としては歯医者の根管治療の際に使われた薬剤や、風邪を引いたときに使用した市販薬の鼻詰まり用スプレーくらいしか思い当たりません。

とはいえ、これが一過性のものであれば全く問題はないので、次回の診察時にもこちらの項目をチェックしていきたいと思います。

皆さんも市販薬などを服用する際には十分にご注意ください。

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