もっとおいしい腎臓病食

腎臓病患者が腎臓病の食事療法をおいしく続けるコツ、低たんぱく特殊食品や減塩食品のレビューなどを発信しています。

【2019年版】腎症患者がおすすめするレシピ本【腎臓病の食事】

腎症患者がおすすめするレシピ本

この記事では、腎臓病患者で実際に食事制限をしている私がおすすめするレシピ本をいくつか紹介します。


私は食塩5g、たんぱく質40g、エネルギー2400kcalの腎臓病の食事制限をしています。レシピ本があると献立作りが楽になりますよ。

私が実践している食事療法については以下の記事で紹介しているので、まだの方はぜひこちらもチェックしてみてください。

>> 腎臓病患者の私が実践している食事療法について

腎臓病の食事制限でレシピ本が必要な理由

今まで自己流で料理をしてきた方の場合は、ネットやアプリでもレシピはたくさん見れるし、レシピ本は買ったことがないという方もいるのではないでしょうか。


どうしてレシピ本が必要なの?ネットやアプリで見るのではダメなの?


もちろん、腎臓病の食事に慣れてきた方にはネットやアプリでも問題はないと思いますが、これから腎臓病の食事制限を始めるという方には私はレシピ本をオススメしたいです。

腎臓病の食事療法は数ある食事療法の中でも一番難しい分類だと言われています。 その理由は、食塩、たんぱく質、エネルギー、カリウム、リンなど気を付けなければいけない栄養素がたくさんあるためです。

病院で管理栄養士から食事指導を受けて、これらの栄養素に気を付ける必要があると分かっても、 多くの人は、いきなり実生活で減塩や低たんぱくの献立を作るのは難しいと思います。

自己流の料理で気を付けているつもりでも、実はカロリーが足りずに治療効果が上がらなかったり、低栄養になってしまうこともあります。

はじめのうちは腎臓病のレシピ本などを参考にして、減塩、低たんぱく食の感じを掴んでいくのが安心です。

腎臓病のレシピ本には、食塩6g未満、たんぱく質30gを満たす献立や、計量スプーンやデジタルスケールを使った食材の測り方低たんぱくの特殊食品などが紹介されているものがあります。

まずはこういったレシピ本を参考にして、腎臓病の食事の基本を理解していくことから始めてみましょう。

おすすめの腎臓病レシピ本

腎臓病のレシピ本は各社から販売されていますが、初心者が腎臓病のレシピ本を選ぶ際のポイントなども交えながら、オススメのレシピ本を紹介していきたいと思います。

おすすめの腎臓病レシピ本
おすすめの腎臓病レシピ本


私が実際に購入した腎臓病のレシピ本の中から特におすすめなこちらの3冊を紹介します。

腎臓を守る食事シリーズ

腎臓を守る食事シリーズ1 腎臓病 たんぱく質30gの献立集
監修 : 宮本佳代子
発売日: 2014年7月1日

腎不全や糖尿病性腎症などでたんぱく質を1日30gに制限されている方を対象にした献立を多数掲載しております。外食時や冷凍惣菜を利用する場合、お正月やお祝いの日の献立なども取り入れました。また腎臓病についての病態と食事療法の解説、市販の治療用特殊食品等も紹介しています。

腎臓を守る食事シリーズはシリーズ1から3まであり、たんぱく質30gから50gまでの献立が紹介されているため、 10g単位で自分の食事制限の段階にあった献立が選べます。

この本が特に良かった点

  • グラムとさじ表記が両方記載されている
  • 腎臓病の特殊食品を使ったレシピが載っている
  • 春、夏、秋、冬の献立などレシピに季節感が合って楽しい
  • お正月などのイベントやお祝いごとのレシピが載っている
  • 食事療法についてのコラム(Q&A)が載っている

グラムとさじ表記がどちらも記載してあったり、季節感やお祝いのときのレシピなど、患者の実生活に寄り添ったレシピ本になっています。

また、食事療法についてのコラム(Q&A)では、腎臓病の特殊食品の一覧よく使う食品の食塩相当量、たんぱく質などの栄養価一覧など 腎臓病の食事療法では避けては通れない知識が載っていて、ここまでの情報が載っているのはこのレシピ本だけでした。

以下の写真は秋メニューとして紹介されているレシピの中の1ページです。季節感があってどれもおいしそうな献立ばかりです。

腎臓を守る食事シリーズ1 腎臓病 たんぱく質30gの献立集
腎臓を守る食事シリーズ1 腎臓病 たんぱく質30gの献立集


マンネリ化しがちな料理も季節感を取り入れればおいしく楽しめます。

腎臓病の食事療法とかんたん献立

おいしく食べて、透析を遅らせる 腎臓病の食事療法とかんたん献立
監修 : 酒井 謙、志波 郁子
発売日: 2014年10月24日

本書では、一般の人でもかんたんにおいしく作ることができるレシピを紹介します。志波郁子先生が、30年以上にわたって腎臓病患者に栄養指導をしながら開発してきたレシピには、実際の患者の声が数多く反映されています。朝・昼・晩の献立に加えて、手軽に作れる一品料理レシピを加えた本書は「病気になっても食事をおいしく食べたい」という患者の気持ちに答えた腎臓病治療食レシピの決定版です!

次におすすめするのは「腎臓病の食事療法とかんたん献立」です。

こちらの本も「腎臓を守る食事シリーズ」と同じくグラム、さじ表記が両方されているのと、 腎臓病の特殊食品の一覧が載っているのは同じです。

ただし、こちらのレシピ本の方が絵が多めなので、初心者でも直感的に分かりやすいと思います。

また、朝、昼、晩ごとの献立が載っているため、1日の献立を立てやすいのもこのレシピ本の良い点です。

「腎臓病の食事療法とかんたん献立」では初心者でも簡単に作れそうな献立がいくつも載っています。

腎臓病の食事療法とかんたん献立
腎臓病の食事療法とかんたん献立


低たんぱくごはんの味や臭いが気になる方でもこんな感じでチャーハンにするとおいしく食べられますね。

専門医が教える、腎臓病レシピ

専門医が教える 組み合わせ自在 腎臓病レシピ
著者 : 岩﨑啓子
監修 : 両角國男
発売日: 2018年11月2日

低タンパクでも食材の組み合わせで食べ応えアップ!減塩でも香辛料や香味野菜で味にメリハリを!カリウムを上手に減らして野菜たっぷりのメニューに!本書は増子記念病院のメソッドをもとに、管理栄養士岩崎啓子先生による家庭で実践しやすいレシピが満載です。ぜひ、食を楽しみながら腎機能の保存を継続してください。

上記で紹介した本はどちらも2014年出版と、腎臓病のレシピ本は全体的に少し古い本が多いのですが、このレシピ本は2018年出版と比較的新しい本です。

そのためか、絵や写真もキレイで美味しそうなものが多く、280レシピと他のレシピ本に比べてレシピ数がとても多いのが特徴です。

レシピは主菜、副菜などで分かれているため、野菜を使った副菜レシピがとても豊富です。

あと一品が思い付かないというときに使えるので、腎臓病に限らず、レシピのバリエーションを増やすための普通のレシピ本としても活躍します。

また、この本の最大の特徴として、料理の索引がたんぱく質の低い順に並んでいることです。 残りのたんぱく質量から料理を探すのにはとても役立ちます。

注意点として、このレシピ本は上記の2冊とは違い、グラム表記、さじ表記のどちらかしか表記されていません。

そのため、栄養計算するときには自分で大さじ、小さじからグラムに変換する必要があります。

以下の写真は主菜として活躍する魚レシピです。こんな感じで280レシピも載っています。

専門医が教える 組み合わせ自在 腎臓病レシピ
専門医が教える 組み合わせ自在 腎臓病レシピ


たんぱく質の高そうなブリやカツオもこのくらいの量なら食べても大丈夫というのがひと目で分かってとても参考になります。

レシピ本で料理のバリエーションを増やしましょう

今回は腎症患者の私がおすすめする腎臓病のレシピ本をご紹介しました。

腎臓病のレシピ本はほとんどがグラムとさじ表記のどちらかしか載っていないのですが、 両方記載されているレシピ本を1冊持っていくと栄養計算がしやすくてとても便利です。

今回紹介したレシピ本はどの本も季節感、朝食、主菜、副菜などレシピを紹介する軸が違うので、 どれも揃えておくと色んな料理のバリエーションが増えるのでおすすめです。

腎臓病の食事療法を始めたばかりという方は「腎臓病保存期の食事療法が重要な理由」の記事も参考になると思います。


腎臓病の食事療法の重要性などを解説しているので良ければチェックしてみてください。